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有可 光宏*
JAERI-M 94-045, 132 Pages, 1994/03
核融合システムは、災害ポテンシャルを持つエネルギーと放射性物質がシステム内に分散して存在するという安全上の特徴を持っている。従って、システム異常時に環境への放射性物質の放出(ソースタームの増加とリークパスの形成)に影響を与える物理現象も複雑かつ広範囲にわたっている。そこで、本報告では、総合的かつ定量的な安全解析モデルを構築するための第1段階として、上記の影響関係を整理した核融合システムモデルを作成した。システムモデルは、現状では確立された核融合設計がないことから、必要とされる「機能」に着目して摘出したシステム構成要素により構成した。そして、通常運転時あるいは異常時においてシステム内部に形成される物質・エネルギーの蓄積や移動プロセスを整理し、これをシステム構成要素を用いてシステムモデル上に明示した。
関 晋; 大内 康喜; 比佐 勇; 伊藤 彰彦
Journal of Nuclear Science and Technology, 17(11), p.857 - 864, 1980/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)低レベル放射性廃棄物の海洋処分に備えて、200l多重構造容器の安全性試験として、高水圧試験を行った。得られたデータから、水みちを通る水の進入状況をコンピュータによりシミュレートした。 以上の結果を確認するため、パッケージの吊り下し-回収試験を水深5,000mの範囲で行った。結果として、安全上問題となるような破損は認められなかった。